カジノで行われている様々なゲームの中でも、最も原始的で、ギャンブルの醍醐味が味わえるゲームは、ルーレットなのではないでしょうか。
難しいこと考えずに、転がったボールがどの穴に落ちるのか、その行方を見守りながらプレイヤー達は一喜一憂をします。
実は、このルーレットには2種類のホイールがあるということをご存知でしたか?
ぱっと見ではそこまで大きな違いはありませんが、ルーレットの勝率を考える上では、この2つには大きな違いがあります。
一つをヨーロピアンルーレット、もう一つをアメリカンルーレットといいます。
今回の記事では、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いや特徴について解説していきます。
ヨーロピアンルーレット
ヨーロピアンルーレットは、0から36までの合計37個の数字が使われたホイールを使用したルーレットのことです。
ストレートアップ(1目賭け)をした場合の勝率は、37分の1なので、2.7%です。
ヨーロピアンルーレットの中でも、「レッドブラック」「ハイロー」等の配当が2倍の賭け方をして、ボールが0に入った場合、賭け金が半分戻ってくるというルールを採用しているルーレットを「フレンチルーレット」と呼びます。
これはプレイヤーに最も有利な形のルーレットだといわれています。
アメリカンルーレット
アメリカンルーレットは、0から36の数字に00を足した合計38個の数字を使用したホイールで行うルーレットのことです。
ストレートアップ(1目賭け)をした場合の勝率は38分の1になるので、約2.6%です。
アメリカンルーレットの中には、「サレンダー」というルールを採用しているところがあります。
サレンダーとは、「レッドブラック」「ハイロー」などといった配当が2倍の賭け方をした時に、0または00の穴にボールが入った際、賭け金の半分が返還されるというルールのことです。
サレンダーのルールが採用されているアメリカンルーレットの方が、プレイヤーに有利です。
どちらが有利なのか
カジノによって、アメリカンルーレットを採用しているところもあれば、ヨーロピアンルーレットを採用しているところもあります。
単純に穴の数が少ないヨーロピアンルーレットの方が当てやすいのでプレイヤーにとっては有利だといわれています。
実際にハウス側の取り分である控除率を計算すると、アメリカンルーレットの方が高く、ヨーロピアンルーレットの方が低い数字になります。
まとめ
ルーレットにはアメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットという2種類があり、ヨーロピアンルーレットの穴の数は37個、アメリカンルーレットの穴の数は38個です。
そのため、若干ですがヨーロピアンルーレットの方が当てやすく、プレイヤーに有利だと言えます。